2018/07/31(火)
これで産後の腰痛の痛みの原因がわかる!?
カテゴリー:未分類
あなたは産後腰痛に対してどういった考えをもっていますか?!
当院でも産後腰痛の患者さんが来院されますが
同じ悩みを聞くことが多いです。
① 腰・お尻・背中の痛み
②浮腫み(特に顔と足)
③お腹とお尻のたるみ
④骨盤の歪み
何故そういった症状がでるかを紹介していきたい
と思います。
〜産後腰痛の原因①〜
妊娠中、お腹が大きくなり腹筋が引き伸ばされた
状態になり出産後もそのままになりお腹がたるん
でしまい、骨盤の中にある骨盤底筋も妊娠中に
引き伸ばされお腹は、出産後へこみますが筋肉が
引き伸ばされたものは元には、戻りません。
引き伸ばされたもの戻すためにケアと運動が必要
になってきます。
〜産後腰痛の原因②〜
妊娠中の姿勢が出産後にも影響を与えます。
妊娠すると体重は平均10キロ前後増加し
さらにお腹が大きくなることによって重心が前方
向にいってしまい、そのままだと倒れてしまうの
で支えるために背中や腰に負担がかかり常に緊張
状態が続いてしまいます。
そのことによって出産後もそのクセや筋肉の緊張
が取れきれず痛みに腰痛に変わってしまいます。
〜産後腰痛の原因③〜
妊娠3ヶ月ぐらいからリラキシンと言われるホルモンが分泌されます。
リラキシンとは、関節や靭帯を緩ませるホルモンです。
このホルモンが出ることにより骨盤まわりの靭帯
や関節を緩ませることで産道をひろげます。
出産後2日〜3日でホルモンは、止まります。
しかしこれにより骨盤まわりが広がり骨盤を支え
るために足の筋肉や背中の筋肉で補うために色ん
な症状がでてきます。
〜足の浮腫む〜
妊婦さんは、浮腫むがきつくでやすいです。
浮腫みの原因としては、お腹が大きくになるに
つれてお腹で鼠径部にある血管やリンパを圧迫し
てしまい、浮腫みの原因になります。
母乳のために胸が大きくなり大胸筋に疲れがた
まりやすい状態になります。
大胸筋が疲れてくることで顔の浮腫みに繋がります。
〜お腹と尻のたるみの原因〜
お腹とお尻がたるみが女性の悩みでよく聞かれます。
妊娠中にお腹が大きくなることで腹直筋が離開し
出産後もそのままの状態になりお腹がたるんでし
まいます。
また妊娠中お腹が大きくなることで後ろに重心が
いき、太ももの後ろにあるハムストリングが収縮
しまいお尻の筋肉までひっぱってしまいお尻が垂
れてしまいます。
〜骨盤の歪み〜
妊娠中は、リラキシンというホルモンが出るため
に靭帯などが緩み骨盤が歪みます。
骨盤の歪み項目
(妊娠中の時の症状)
□つわりがひどい
□切迫早産と言われたことがある
□おなかが張りやすい
□妊娠してから腰痛がひどくなった
□夜中にこむらがえりをくりかえす
□恥骨・おしり・脚の付け根が痛い
□妊娠してから便秘がひどくなった
□むくみやすい
□逆子である
□尿漏れがある
チェック0〜3:骨盤は良好です。
チェック4〜6:骨盤は中程度で歪んでいます。
チェック7〜10:骨盤は歪みがきついです。
妊娠中、ある程度の歪みは、出てしまいます。
しかし産後も歪みがそのままになり、そのせいで
色々な症状が出てしまいます。
その他の原因
〜子宮の状態〜
出産後は、子宮の状態が不安定になります。
子宮の状態が悪くなると太ももの内にある内転筋
とお尻の横にある大腿筋膜張筋が硬くなり硬結が
できやすくなります。逆に言えば内転筋と大腿筋
膜張筋を柔らかくしてあげることで子宮の状態が
改善傾向に向かいます。
〜睡眠〜
産後は授乳や子育てで睡眠不足になり、食事に制
限があったりしてストレスがたまり身心ともに
疲れてしまいますよね。
それにより脳から鎮痛物質が低下し、痛みや怠み
がきつく出て来ます。
〜栄養〜
肉や卵の十分な摂取が少なくタンパク質不足や
野菜や果物が少なくビタミン不足にもなります。
また水の飲む量が少ないとミネラル不足になりま
す。逆に麺類やお菓子など甘いものを食べすぎ糖
質過多になる。こういった食事をしていると身心
ともに回復できず痛みに繋がってきます。
〜まとめ〜
出産後は体が万全ではない状態で子育てをしなけ
ればいけません忙しくまた睡眠時間も少ない状態
です。なので周りの家族や親戚が協力も腰痛対策
では、必要だと思います。